ここで私がコンサルタントになった訳をお話します。


 私は大学の工学部を卒業し、事務機器部品メーカーに技術者として
入社しました。そこで、多くの製品開発にかかわりました。開発にはライバル
メーカーとの競争が厳しく、目標の確認、問題分析、試作・実験・調査分析
また試作の毎日でした。


 そんなある日、別の開発チームのある技術者から、私の開発チームに
「今、担当している会社から新商品の試作品を出して欲しいと言われたんだけど、
どうしたらよいかな?」と相談を持ちかけられました。


 そこで、私たちのチームが以前開発したが、採用に至らなかった仕様ものが
相手の会社の要求条件にあっているのではないかということで、薦めてみました。
その後、それは採用になり、大きな売上と利益を創出しました。


 採用されたその仕様は人員と費用をあまりかけずに作ったものであり、技術者から
見ると十分に良いものではありませんでしたが、それが会社にとって大きなプラスと
なりました。


 そのとき、私たちのチームは大手メーカーへ自社の新商品が採用されるようにと
多くの人員と費用をかけていましたが、他社との競争に負け、大手メーカーには
採用されず、多くの時間、費用、人員を無駄にしてしまいました。


 この経験は私に、良いモノを作れば必ず売れるという技術者的概念は、必ずしも
正しくないということに気づかせてくれました。それからマーケティング、セールス、
経営、戦略、組織、財務など開発に直接かかわらないことを独自に学び始めました。


 そして、あるとき全体像が見えてきました。良いものを開発するのは技術者にとって
大切ですが、会社にとってそれは戦術であり、重要な要素のひとつに過ぎないと。
大切なのは戦略である経営なのだと。


 会社にとって戦術とは日常の繰り返し業務であり、戦略とは会社全体の効果的な
業績UPの方法またはルールです(詳しくは弊社無料レポート「あなたの会社の儲けを
ぐぐっと増やす9つのコツ」をご覧ください)。


 その後、開発した製品とともに開発から製造に移動し、製造部の改善の仕事に
なりました。そこで開発で培った経験、独自に学んだことを合わせて、多くの改善を
達成することができました。


 そして、労働組合の書記長になり、経営者側と労働者側との話し合いをする場に
立つようになりました。そこで、ますます経営の重要性を認識しました。


 経営をおざなりにすることは、目に見えない沢山の損害をこうむっている様なもの
です。特に中小企業にとっては会社規模が小さいだけに致命的な問題です。


 効果的な経営方法を導入すれば、会社にとって大きなプラスになります。
それは経営者ばかりでなく、その会社に勤める全ての従業員にとっても幸せなこと
なのです。


 このような経験から、私の経験したこと、学んだことを多くの会社の経営改善に
役立てたいと思い、経営コンサルタントとして独立しました。